オリンパス キャメディア C−720について


C-720

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能


C-720
 フラッシュは勝手に光らないタイプで好感触。


C-720 C-720
 光学8倍ズームレンズ搭載。


C-720 C-720
 基本的なパッケージングはC−700と変わらない。


C-720 C-720
 コマンドダイヤルのPがA/S/Mの中に組み込まれた。
 使用頻度の高い機能は独立したボタンになっている。


C-720 C-720
 赤いボタンが電源ボタン。
 中央にメニューボタンを配置した十字キー。


C-720 C-720
 住持に配置されたメニューはモードによって微妙に異なる。
 

 拙僧がまず手に入れたのはC−730だった。その後、C−740C−700と手に入れて、とうとうC−720にまで手を出してしまった。数奇者と言うよりアホである。しかし、拙僧はしばしばこういうシリーズものを揃えて見たいと言う欲求に勝てないのだ。ある種の病気だろう。
 本カメラは基本的には200万画素級のC−700を300万画素級にバージョンアップしたものだ。しかし、光学10倍ズームだったレンズが光学8倍ズームになってしまった。これはどうしてかと言うと、レンズはC−700と同じだが受光素子が1/2.5インチと少し大きくなってイメージサークルをカバーできなくなってしまったと言うことらしい。お陰で焦点距離はライカ判換算で40〜320mmF2.8〜3.4と少々中途半端になってしまった。これはいかんということで、オリンパスも4ヶ月後には受光素子のサイズを1/2.7インチにして光学10倍ズームにしたC−730を登場させている。本カメラが過渡期のカメラなのは否めないな。どうやらレンズはキヤノン製らしい。ちなみに本カメラの記録媒体はスマートメディアだが、C−730に至ってはとうとうxDピクチャーカードを使用する様になった。
                       ☆             ☆
 インターフェイス周りは全くといっていいほどC−700と変わっていない。唯一変わっているのはコマンドダイヤルにMYモードが加わって「P」(プログラムAE)がA/S/Mの中に移動したことだろう。MYモードは恐らくカスタムファンクションで、自分に都合の良い設定を保存できるのだと思う。後はボディ上部のマイクが無くなってどこかに移動したくらいだ。
 緒元は光学8倍ズームに3倍のデジタルズームが加わって24倍まで撮影できるが、恐らく殆ど実用にならないだろう。最短撮影距離は広角側が0.6mで望遠側が2m。マクロモードで広角側が0.1m、望遠側が1mまで寄れる。プログラムAE、絞り優先AE、シャッタースピードAEとマニアル露光が可能。その他、ESP測光とか基本的なスペックはC−700を踏襲している。電源は単三型電池4本、記録媒体はスマートメディアだ。                        ☆             ☆
 
 実際に撮影に使ってみてもC−700と撮影感覚が殆ど変わらないので述べることが無い。ズーミングもフォーカシングも格別速くなった訳でもないし、EVFがよくなったとも思えない。やはり本カメラはC−700を300万画素級にしたことに意義があるのだろう。
 ただ、あえて言うと画質が格別向上したとも思えなかった。特に晴天下では白飛びする場面もあり、受光素子の精錬がイマイチなのではと思えた。
 個人的には200万画素級のC−700を格安で手に入れたほうが面白いのではないかと思う。

   では、撮影結果を見て下さい。

(了:2009/8/2)

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