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2010年 韓国:ニコン D70(ソウル4日目)編


day4

トムデモン(東大門)はソウルの台所。
新鮮な海産物や様々な屋台食堂、キムチが賑わう。


 4日目は実質的な最終日。個人的には最も楽しみだったトムデモン(東大門)へ向かう。ボディはニコンD70にレンズはニッコール18〜70mmF3.5〜4.5Gである。
 トムデモンはメトロの駅前に聳え立つ近代的なファッションビル「ミリオネ東大門」や「doota!」が有名だが、その最新ファッションは若者過ぎてアラフォーの呼び声の近い拙僧には場違いであった。それに訪韓以来の疲労がたまり、ベンチで仮眠していた。怪しげと思われたのか警備員に声をかけられたが構っている場合ではない。その間、妻はそれなりに買い物を楽しんだようだ。
 拙僧にとっての大きな興味はケジャンであった。これは大変美味しいのだが日本ではすこぶる高いのである。簡単にいうと渡り蟹のキムチなのだが、唐辛子ベースのものとしょうゆベースの物がある。唐辛子のものは真っ赤で一見辛そうだが意外と辛くないのである。ヘルシー指向のソウル人はそれほど辛いキムチは食べないのだ。多分、吉林省辺りの朝鮮族のキムチを食べると期待を裏切られないだろう。
 いわゆる、東大門市場と言われる繁華街は大きく歌舞伎町くらいある。日用品から寝具、キッチン設備から衣料品まで店頭はバラエティに飛んでいるが、多くの世界の露天街と同様に衣料品なら衣料品、アウトドア用品ならアウトドア用品の店が集まっているようである。細かく見ると食堂・食品に限定しても臓物コーナーとかビビンバエリアとかあるようだった。食料品はメトロ1号や4号のトムデモン駅から1号沿いに西に歩いた広場市場エリアにある。キムチは最も奥まった隣駅のチョンロサムガ(鐘路5街)駅の近くに有った。無論、キムチはバラエティに富んでいた。日本語は通じないようだがコミュニケーションは問題ないだろう。国内外の観光客も多いらしくタッパーは店舗で用意している。キムチは匂いのためか厳重にラッピングしないと飛行機のカーゴルームでも運んでくれないが、そのように店側が対応してくれるので満足である。もしかしたら対応してくれない店もあるのかもしれないが、そういう店は避けたほうがいいだろう。真夏でなければそれ程神経質にならなくても良いと思うのだが、キムチは生ものなので旅行プランの後半に購入するのをお進めする。
 ちなみに、キムチを買う前に昼食をとった。向かいは海鮮料理屋になっており、大変興味があったがそろそろ胃が唐辛子を嫌がってたので無難にうどんを食することにする。まあ、味はイマイチだったが地元の雰囲気が味わえたので良しとする。うどんやビビンバの他にも多彩な屋台が並んでおり、散歩するだけでも楽しめるだろう。日本語はまず通じないが何故かメニューには日本語が書かれており困らないと思う。もっとも、刺身屋はプライスが時価であったりして冒険心が必要だろうな。



ホテルに近い「奉恩寺」にお参りした。
なかなか魅力的なネーミングである。


トムデモン駅のシンボル。
近代化に辛うじて抵抗しているように見える。




屋台での買い物も楽しい。
揚げポテトと茹でカワニナ?(美味)。

露天街はソウル人にとっても問屋になっているようだ。
単車やバンで買い付けに来る。
夕方から早朝までの営業と紹介しているコンテンツもあるが昼間でも開いている。
もっとも、昼間は閉まっている店もあるだろう。



焼き魚エリア。食事も出来る。


鮮魚や惣菜もあり。



ぐっさんも足を伸ばしている。
素人さんが一人だと心細くなるような裏路地なのだが流石だ。
看板にはチキンを丸ごとどうにかして包装しますと書いてある。


臓物屋街。フォトジェネシックである。


気合の入ったバイク便。



アウトドアショップからキッチン設備まで。


目的地。「広場市場」と書いてある。




なかなかの活気である。



揚げたお好み焼きのような物。
なんだか分からない。




勿論、キムチはより取り見取りだ。
タッパーに詰めて厳重に梱包してくれる。



鮮魚屋。生きている亀も売っている。



乾物。
興味深いが今回はパス。



次回は食べたい海鮮鍋。


何を食べようかなあ。





うどん屋に決定。
味はそう褒められたものでなかったが、まあ雰囲気を楽しむ。



 COEXの前を通ったので付け加えさせていただきたい。
 カップルが多いが、かなりデジ一眼レフ率が高いのが韓国人の写真に対する真摯な姿勢が見られて感心な者である。徴兵に借り出されれるような武漢はコンパクトデジカメでは満足いかないのだ。日本(名古屋)だと、圧倒的にEOSだが、拙僧の見た限りではニコンも善戦していて嬉しい限りである。カメラ女子はソウルにも沢山いて、ペンタックスが頑張っているのが好ましい。フィルムカメラも意外と多く、帰りのメトロでミノルタX−700を首から提げた若い女性が目の前に立ったのが印象的であった。


モダンなCOEXのビル。


一眼レフを持つ男の姿。



 一度、ホテルに戻った後にシンチョン(新村)に向かった。学生の多い若い街だと聞いたが若い社会人も多いようだ。相変わらず、コスメやファニーアイテムの店が多いが若さが感じられて好ましいものである。リーズナブルな店も多く、選択に困る。ただ、我々が想像しているような焼肉屋はなかなか見つからなかった。そういう高額な店は流行らないお土地柄なのだろうか?見つけたのは豚カルビ専門店であった。折角だから、地元に方の味を試すことにする。
 店主は理想的な活発なオムニで、こちらから聞きもしないのに豚料理を紹介した日本の韓国ガイドブックを指差して親指を立てる。こういう応対は楽しいものだ。オムニはバーベキュー風カルビを強く勧める。バーベキュー風カルビと薬味カルビとマッコリを注文。出てきた肉はどう見ても同じものだと思われたが、他の客も同じものを食べているので問題にしないことにした。肉はあらかじめバラの状態で焼きが入っており、これの表面を再度焼いて食べるようだ。そういえば、店先でチャーシューみたいなものを焼いていたが、これだろう。飛びぬけて美味いわけでもないがボリュームもありリーズナブルである。
 ところが、今度はD70のバッテリーが切れてしまった。なので、食事の写真はコンタックスT2のページにルミックスFX07で撮影した画像を掲載しているの見ていただきたい。




若者で賑わう。



屋台でトッポギを食す。辛い。

韓国のオートバイ編へ続く。

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