外灘(バンド)の夜景を撮るのは目標であった。
2011年の5月の末から5日間にわたって上海へ旅行した。帰国後から、その報告の仕方には悩んでいた。出発当日から帰国までに訪れた場所や食べ物を時間の経過順に日記風に報告すれば資料性も高くて良いのではと思うのだが、拙僧の場合はカメラの病気なので観光地がどうであったかよりどのカメラを使ったかの方が優先度が高いのだ。実際今回も10台以上のカメラ・レンズをキャリーバックに入れて飛び立った。勿論、常に10台のカメラ・レンズを携帯しているわけではないのだが、「今日は天気が悪いからどこそこに行くには一眼レフには明るい標準レンズを付けて、サブには高感度で押しの効く高倍率ズームのコンパクトカメラ、中判は蛇腹が濡れると嫌だから二眼レフにトライXを詰めよう」とかホテルのベットに店を広げるのが楽しいのだ。
なので、やはり時系列にコンテンツを纏めるのは諦めて、どのカメラを使ったかを軸にコンテンツを綴らせていただきたい。拙僧は一眼レフも一度フィルムを詰めたら撮りきるまではレンズを交換しないし、基本的にはロケーション毎にカメラを選択するので、そこそこまとまった物になるはずである。もう一つそういう構成にする理由は、デジ画像ならすぐコンテンツ作成に取り掛かれるのだが、フィルムの場合は現像からプリントまで時間が掛かるのだ。カラーネガは既にナニワのカラーキットで処理済みなのだが、モノクロはプリントしなければだし、現在(2011年7月18日)の段階でも、まだ現像もしていないフィルムが残っているのである。
旅行記としては些か読みずらい構成になるが、ご了承いただきたい。