フジフィルム ファインピクスZ3について


FinepixZ3

真面目なフジフィルムがギャル向けにメタリックバイオレットにしてみました。

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能


FinepixZ3 FinepixZ3
 屈曲光学系でスリムなボディ。


FinepixZ3 FinepixZ3
 大型液晶ビュワーは強化ガラスだそうだ。


FinepixZ3 FinepixZ3
 操作系は液晶ビュワーに追いやられたが、タッチングは良好である。


FinepixZ3
 バッテリーはペンタックスやオリンパスが幅広く採用した「NP−40」を踏襲。
 メディアは当然xDピクチャーカード。


FinepixZ3 FinepixZ3
 勿論、オーソドックスなカラーも用意。
 あまり工夫のないデザインのポーチもフジフィルムらしくていい。
 速射ケースにはなっていないので、撮影時にはイチイチ取り出す必要がある。

 フジフィルムが屈曲光学系スリムボディのジャンルに参戦したのは割と遅くて2005年のファインピクスZ1が初である。既にサイバーショットTシリーズが覇権を握りつつあったが、全ての階層にカメラを供給するのがフジフィルムの使命(当時)であったから不参加は許されなかったのであろう。現在もこのジャンルはソニーが熱心である。ダメージが少なかったのはパナソニックで、積極的な展開を控えたようだ。
 本カメラはファインピクスZ2を挟んで2006年に登場した後裔機である。
                        ☆                ☆
 実際に使ってみると決定的な欠点に気づく。スライドするレンズカバーの摩擦が緩く滑ってしまうのだ。この時、親指を液晶ビュワーの方に掴んで力を入れると例のアクリルに比べて35倍の強度を持った液晶ビュワーを割ってしまう。何故断言できるかというと、そういうジャンクを過去に拾ったことがあるからだ。拙僧はエッチングで浮き上がった「FINEPIX」の文字に爪を引っ掛けて開閉させてた。また、これは決定的と言うほどの欠点ではないのだが、背面の面積が大きい分、ボタン類のインターフェイスは右端に追いやられる形となっており、撮影時にマクロモードが割り当てられた十字キーを押してしまう。まあ、これは大画面の有利もあるから慣れで解決できるだろう。
 2005年にもなると屈折光学系のカメラもライバル達と特異な差をつける様になる。フジの選択は高感度だった。フジのデジカメは伝統的に高感度に強いデジカメを輩出してきた。いや、フィルムカメラだってナチュラの例がある。設定できる感度はISO64〜800。最高感度がISO800と言うのはライカ判換算36〜108mmF3.5〜F4.2と決して明るい方のレンズではないので物足りないが、これは200万画素級のF401がISO1600モードを搭載していたのに300万画素級のF410がISO800モードまでした搭載していなかったように、CCDが小型化されてパワーが弱くなったとか御家の事情があるのだろう。実際、ISO800モードでの画像はそれなりにノイジーだが、拙僧はデジカメ画像のノイズに寛容なのでさほど気にならない。撮れるのが重要なのである。オート撮影モードでもフラッシュを発光禁止にしていれば自動的に感度はISO640までゲインアップされるので撮影シーンを選ばずに撮影できる。尚、フラッシュの発光禁止は電源を切っても保持されるのでスナップには大変有利である。フジも高感度に自信があるのだろう。ちなみに、フジのデジカメは伝統的にオート撮影モードとマニアル撮影モードを切り替えることが出来て、マニアル撮影モードだと露出補正やホワイトバランス、任意の感度を設定できる。絞りやフォーカスの設定は出来ない。
 起動・フォーカス・記録は素早く、さくさく撮影できる。ただ、フォーカスポイントは中央一点だけで応用力に欠ける。旧世紀デジカメのパワーショットA10だって3点AFだったのだからそのくらいは欲しかった。それに、AFの反応する範囲がイマイチ不明瞭である。ちなみにマクロモードでは広角側で8cmまで寄れる。
 発色はナチュラルで階調も豊かである。ただ、エッジの鋭いシャープな画像に慣れた目で見ると本カメラで撮影した画像はイマイチフォーカスが眠いように感じる。初めは暗所でのスナップで手振れしたのかとも思ったが、屋外でブツ撮りといったしっかりとホールディングしたカットでも輪郭はナローであった。もしかしたら、ホールドし辛いので手振れしやすいのかもしれない。しかし、刃物で切ったようなエッジの画像ばかりが良いとも思えず、これはこれで良いとおもう。フジのデジカメで撮影した画像は伝統的に優しいのだ。
                        ☆                ☆
 絵も綺麗だし、よく出来たデジカメだと思う。もっと、大型のデジカメで撮影した画像と比べれば幾分劣るかもしれないが、このスリムなボディと引き換えなら、それを指摘するのはナンセンスだろう。ただ、繰り返すがこのレンズカバーは戴けない。不用意に液晶ビュワーに圧力を掛けてしまったことがあった。この点は要注意だろうな。

 
 では、撮影結果を見て下さい。

(了:2009/7/8)

クラデジカメ系列メニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る

inserted by FC2 system