フジフィルム ファインピクススF31fdについて


FinepixF31fd

☆ジャンク度☆
グリップラバー剥がれ
撮影可能


FinepixF31fd
 ライカ判換算で36〜108mmF2.8〜F5.1の光学3倍ズームレンズ。
 レンジはファインピクスF10時代から変わらない。

FinepixF31fd FinepixF31fd
 ライバルに比べるとやや厚ぼったいボディ。
 グリップのラバーが剥がれているのが残念。

FinepixF31fd FinepixF31fd
 液晶ビュワーは見やすい方だ。
 前作のISO3200モードを踏襲する。


FinepixF31fd FinepixF31fd
 シャッター速度優先AEと絞り優先AEを搭載するのが通だ。


FinepixF31fd FinepixF31fd
 ボタン類の操作性は良好。


 本カメラはファインピクスF30のマイナーチェンジである。外観も手が入っているが、主に異なるのはファインピクスF31fdの「fd」の部分である。これは、「Face Detection(顔認識)」の略であり、フジフィルムの言うところの「顔キレイナビ」を搭載するのだ。その他は、オート感度モードに「AUTO(800)」が加わったくらいで、数値的な仕様はファインピクスF10/F11に準じている。高感度撮影に強く、タフな電池を採用するポリシーも継承している。
 その「顔キレイナビ」だが、そこそこに効果があるように思える。現在のコンパクトデジカメに比べると、ややレスポンスが遅いので、すれ違う娘さんをスナップ撮影するのは少々しんどい。条件さえ合えばナチュラルで綺麗な顔を写すことが出来る。条件さえあればというのは逆光時にハレーションが激しく、白っぽく写ってしまうのが残念だ。これはフジノンの名が泣くな。夜間撮影に強い分、快晴撮影に弱くなってしまったのだろうか。それと、「顔キレイナビ」の有効/無効をボタン一つで行えるのは便利なのだが、これはオート撮影と一部のシーンモードでしか有効にできない。つまり、クラスの割に奢ったシャッター速度優先AEモードと絞り優先AEモードでは「顔キレイナビ」の設定が出来ないのだ。これは、不十分だと思う。
              ☆              ☆
 基本的な機能はファインピクスF30に準じるので、撮影で変わった思いはしない。
 本カメラも高感度に強く、低感度ではナチュラルで美しい発色をするのが知られて、分かる方には評価されている。しかし、逆光にこれだけ弱いのは頂けないな。

   では、撮影結果を見て頂きたい。

(了:2012/10/31)

クラデジカメ系列メニューへ戻る
「意してプラカメ拾う者なし」へ戻る

inserted by FC2 system