ニコン クールピクス2000について


E2000

最もプアーなニコンデジカメ

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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 沈胴する38〜114mmF2.8〜4.9の3倍ズームニッコールを搭載する。


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 誇らしいニコンのロゴ。


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 5つに絞られたシーンモード。


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 ボタンは一機能に割り当てられ、メニューは最低限。


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 電源は単三型電池4本、記録媒体はコンパクトフラッシュ。



 本カメラは当時のニコンデジカメの底辺として登場した200万画素級デジカメである。配色が同じなので一見兄弟機と思ってしまうが、クールピクス2500の前衛的なスタイルに対して、デザインをオーソドックスにしてインナースバイルのレンズを常識的な沈胴式にして電源を単三型電池にしただけだと思ったが、実際には12あったシーンモードを5つに減らし補色形受光素子から原色系受光素子に変わっている。受光素子の変更がコストダウンに繋がるのかは分からないが、メニューもかなり省略されており、思った以上にコストダウンが図られているようだ。  レンズはライカ判相当で38〜114mmF2.8〜4.9の3倍ズームニッコールレンズを搭載。液晶ビュワーに表示するメニューは当時としては大き目でエントリーユーザーの取り込みを図っている。最短撮影距離は30cm、マクロモードで4cmまで寄れる。クールピクスのマクロモードは伝統的にAFが使い物にならないのだが、本カメラも例外ではない。机の上の小物といった類の撮影はこなすのだがお花畑の花となると背景にピントが合ってしまうこと請け合いだ。クールピクス950等はフォーカスを固定してボディの前後でフォーカシングを行ったが、そういう芸当は本カメラでは出来ない。これがクールピクス2500だと忍耐力が必要となる。光学ファインダーは無いが、この時代(2002年)にもなると晴天下でも液晶ビュワーは見安くなった。
                       ☆              ☆
 早速、撮影に使ってみよう。ボディ前面には円弧状のグリップらしい突起物があるが、これはデザインとして存在するのみで撮影にはなんら貢献しない。仮にもニコンの名を冠すカメラとしては残念だ。ボディ上部に配置されたデザイン的に何の工夫も無いレバー式スイッチをオンするとズームニッコールが伸長して撮影可能状態になる。その間、およそ3秒でこの種の廉価デジカメとしては大したものだ。液晶ビュワーは起動すると左上にシーンモード、下部に画像サイズと画像モード、フラッシュモード、撮影可能枚数を表示する。ちなみに1GBのコンパクトフラッシュで200万画素モードFINEで約500枚の撮影が可能だ。基本的に1機能1ボタンが割り当てられていて初心者でも扱いやすいだろう。再生モード+5つのシーンモードダイヤルも、気がつくと明後日の設定になっているが意図としては分かりやすい。シーソー式のズームボタンの操作性も及第点だろう。電源を切るとフラッシュモードを忘れてしまうのがスナップシューターとしては残念だが、そこまで配慮してくれる廉価デジカメは少ないので致し方ないか。後は基本的にはレリーズボタンを押すだけ。一つ前に撮影した画面は「QUICK>」ボタンで再生できる。
 メニューの操作は項目を十字キーの上下で選択し、右でOK(選択)、左でキャンセルを割り当てている。メニューボタンを押下すると「撮影メニュー」と「セットアップ」の二つの項目を表示し、「撮影メニュー」を選択すると、画質モードや画像サイズ、ホワイトバランスなど撮影時の項目を設定できる。「セットアップ」を選択すると、画面の明るさやカードフォーマット、日時指定などハードの基本設定を行うことができる。十字キーのタッチ感がイマイチなので心地よくないが、あまりあれこれ設定を行うカメラではないので良いのであろう。
                       ☆              ☆
 スピードライトの有効範囲は望遠側で0.4〜1.3m、広角側で0.4〜2.7mとかなり頼りない。拙僧は殆ど内臓スピードライトは使わないのだが、今回使ってみてそのプアさにびっくりした。もっとも、これは本カメラだけの特別な欠点とは思えない。いや、本カメラの被写体となるお子さんといった至近距離の被写体にはこの位が丁度良いのかもしれない。画像は流石ニッコールを通った画像である。晴天下では美しく空の青もコスモスの紫も再現する。ステンドグラスの内側といった廉価デジカメには難しいシチュエーションでも撮影したがそれほど破綻なく画像を再現した。逆光にも強い。流石ニッコールの名を冠するだけあって大したものである。広角側で樽状に歪むが、それを指摘するのはこのクラスのデジカメでは野暮だろう。
 本カメラは通のカメラである。何も出来ないがちゃんと写る。マクロモードさえまともに動けば体費用効果は抜群である。なんたってニコンだ。ちなみにこのカメラはロワークラスとはいえメイド・イン・ジャパンである。  

   では、撮影結果を見て下さい。

(了:2009/9/25)

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