ソニー サイバーショット DSC−W7について


DSC-W7

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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 自慢のバリオテッサー搭載。
 小さなグリップも効果あり。


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 光学ファインダー装備は保守派には嬉しい。

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 ソニーにしてはオーソドックスでフィルム派からの転向も容易であろう。
 ボディマスも、この位あったほうがバランスが良い。

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 それ程大きく無いが見やすい液晶ビュワー。

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 一機能位置ボタンのセオリーで使いやい操作系。

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 単三電池仕様なのも、保守派に嬉しい点だ。

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 先代のDSC−W1と並べてみる。

 本カメラは単三型電池を使用し、ソニーにしては稀な伝統的カメラのスタイリングを起用したサイバーショットDSC−W1の後裔機である。光学ファインダーを搭載し、大型のモード切替コマンドダイヤルを採用し、あえて適度なボディマスでデザインした。これらは、単に入手が容易な単三型電池を使用するスタンダードクラスとしての位置づけもさることながら、フィルムカメラユーザーの保守層、断定すると壮年層から引退組までをターゲットにするのに寄与している。そういう層にツアイスのバリオテッサーは光るだろう。比較的若い層をメインターゲットとしているソニーも、幅広いニーズに応えるスタンダードクラスの必要性を感じたのだろうな。
 基本的なデザインはDSC−W1を踏襲している。ルックスも正面から見て少々大人しくなったくらいでポリシーは変わっていない。レンズの焦点距離も同じなので変更はないだろう。DSC−W1も、なかなか良い感じの切れ具合だから特に変更は不要である。大きく異なるのは撮像素子が710万画素級になった。同時に530万画素級のサイバーショットDSC−W5が登場しているから、上位機種になる。液晶ビュワーも見易い物に変更になった。DSC−W1の液晶ビュワーは、あまり褒められたものでなかったからソニーも気を配ったのだろう。但し、拙僧が使っている限りでは大した差は感じなかった。電源周りでは、省エネ化も向上し、アルカリ電池もそこそこ使い物になるらしい。本カメラの登場した2005年には既にエネループが登場しているので、自然放電に神経を使う専用バッテリーよりおおらかな運用が可能だ。細かな点では電池室とは別のサイドのアクセスパネルを開けて装填したメモリースティックが電池室と同じ場所に移動した。これはコストダウンくさい。また、32MBの内蔵メモリを搭載している。ちょっとした内蔵メモリはメディア装填し忘れたとか、何かとあると便利だ。昔の8MBなんていう使い物にならないメディアを添付するより、よっぽど使い道がある。もっとも、本当に活用してほしいというより、店頭で最後の選択の一押しの為にメーカーが用意したのかもしれないな。
                   ☆                   ☆
 DSC−Wシリーズは現在まで継承していくが、専用電池を使用するどこにでもあるコンパクトデジカメになったようだ。単三型電池仕様でデジカメを始めたフィルム派保守層も、デジカメならではの使い勝手の味を覚えたので、専用電池に拘らなく安心してデジカメ派に転向したのだろう。
 拙僧が思うに、適度な大きさのボディは一種の魅力だと思う。方々の観光地で薄型デジカメを両方の指で不器用につまみながら、花菖蒲を撮る初老男性を見かける。スリムでクールなデザインだが、ホールディングはあまり重視されていないようだ。しかし、ニコンもナイスグリップが評価されていたようには見えないので市場には響かないのだろう。
 それで、本カメラを長くつくかと言うと、拙僧は拙僧で、やっぱりソニーのブランドは処分しやすいので手放してしまうのだが。

 では、撮影結果(名古屋散歩編)を見て頂きたい。

(了:2011/11/2)

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