ソニー サイバーショット DSC−T10について


DSC-T10
ピンクも嫌味にならないファッショナブルな薄型機

☆ジャンク度☆
「E:61:10」表示
限り撮影可能


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 レンズバリアに隠れるバリオテッサー。
 ツアイスである。

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 レンズバリアはグリップを形成し、ホールディングを効果的にする。

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 ボディはすこぶる薄い。

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 大型液晶ビュワーも明るくて見やすい。

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 常識的な操作系。

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 バッテリー「NP−FT1」は薄型サイバーショットが幅広く採用しているタイプ。

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 エラー「E:62:10」はTシリーズに頻繁に発生するエラーのようだ。

 2006年8月に登場したサイバーショットT9の後裔機である。コンテンツを書いた記憶があるので見てみたら、あまりにあっさりとした内容で驚いてしまった。拙僧のソニー製品に対する愛の無さを再確認してしまう。

 T9との違いは撮像素子が720万画素級になった事。レンズバリアにグリップを形成してホールディングが向上していること。感度の上限がISO1000モードと広範囲になったこと。「拡大鏡(一種のスーパーマクロ)モード」が階層メニューからマクロボタンの呼び出しに変更になったことくらいである。他にもこまごまとした変更はあるのだろうが、取説もないし興味もない。「拡大鏡モード」へのアクセスが容易になったのは福音である。レンズ1cmまで寄れるのは嬉しいものだ。

                ☆           ☆

 好印象を持つのはシーンモードを前面に出すのではなく、フラッシュモードやマクロモードにボタンに割り当てて、基本的な設定を容易にしている点である。電源OFF時にも覚えているので不要にフラッシュを焚かれることもない。

 気になるのは、レンズバリアを下げても「アクセス中」を表示し、起動にやや時間が掛かることだ。ソニーの公式HPでは起動1.3秒を謳っているが、「アクセス中」だけでも2秒は表示している。また、常々表示している「E:62:10」はレンズ関係のエラー表示のようである。合焦に問題ないので気にしていないが、本カメラを新品で買った方なら気持ちが悪いだろう。ネットで調べると、ソニー担当の不誠実な態度があちこちで訴えられている。まあ、こういうのは悪いニュースしか載らないから、短絡的にソニーを悪く言うつもりはないけど、拙僧は新旧1ダースはサイバーショットTシリーズを手に入れたが、複数の個体で「E:62:10」を確認しており、いい加減、ソニーも信頼性向上に努めてもいいだろう。ソニータイマーなど聞かれるが、なるほどな、と思う節はある。

 無論、絵は綺麗である。しかし、いつまでも「ソニーの独自性」に市場がブランド価値を持ち続けて、ホイホイと買い替えるとは思わない方がいいと思うが。

 では、撮影結果を見て頂きたい。

(了:2011/7/7)

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