☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能
当時のビギナー機では珍しい、ライカ判換算で28mmから始まるズームレンズ。
グリップのスライドで電源を起動する。
レンズ収納時のレンズバリア。
シンプルなスクエアボディ。
液晶ビュワーの見え具合はそれなり。
操作系はオーソドックスである。
電源は専用電池と単三型電池を兼用。
フォーカシング時にエラーが出てしまうのだが。
本カメラはキャプリオR1のビジネス版である。といっても、本体の機能は変わらないようだ。付属のソフトがビジネス向けになっているらしい。リコーと言えば事務機器メーカーの金字塔だから、当然ビジネス用途は考えられる。黎明期のPDA端末タイプのDC−2Lなどは、カメラとは言わずに「イメージキャプチャリングデバイス」と言っていた。
リコーのカメラと言えば、リコーフレックスからXR500やフィルムカメラのR1等、安く効くというイメージがある。一方でGRシリーズのブランド化に成功し、それはデジカメ時代も踏襲した。現在ではペンタックスブランドを吸収し、一層ブランド力を高めている。
不祥事から始まったオリンパスの不振にソニーが乗り入れ、カメラ業界の統廃合もこれから進むのであろう。キャプリオのブランドは既に廃したが、リコーにも一定のブランドを維持してほしい物である。
惜しいのはキャプリオには信頼性に乏しいモデルが存在し、本カメラも問題を抱えている。後裔機のキャプリオR7も数日でペイントが剥がれるなど、弱い一面がある。ビジネスに使うのであれば信頼性は重要だな。