リコー キャプリオ G3について


CaplioG3
小気味良い動作で撮影が楽しいカメラ
これで眺めても楽しいカメラであれば素晴らしいのだが

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能



CaplioG3
ライカ判換算で35〜105mmF2.6〜4.7の光学3倍ズームレンズ搭載。。

CaplioG3 CaplioG3
素っ気ない軍艦部。


CaplioG3 CaplioG3
操作系もシンプル。

CaplioG3 CaplioG3
二段階でスライドする電池蓋。

CaplioG3
オーソドックスな構成で、派生モデルのベースとなった。

CaplioG3
こうやって立てることが出来る。

 本カメラ既に紹介したキャプリオG3モデルMのオリジナルとなったものだ。基本的には同一のカメラなので、詳しくはモデルMのコンテンツをご覧い頂きたい。本ページでは改めて使い心地を簡単に報告したい。
 カメラの魅力が高レスポンスと電池の消耗に耐えることで算出できるなら、本カメラは文句なく良いカメラである。人並みの光学ファインダーを備えているから、フィルム時代なら寄れるマクロ機能で知る人ぞの名機になっていたかもしれないな。レスポンスはすこぶる良いから、光学ファインダーで撮影している限りには小気味よく撮影できる。但し、晴天下の屋外では実用に耐えない程に液晶ビュワーが暗くて見えなくなる。2003年に登場したカメラとしては如何なものかと思うな。本カメラを試作した時に誰も指摘しなかったのだろうか。何せ、キャプリオG3モデルMのコーティングを「(フィルムカメラの)GRシリーズにも採用した高品位なボディ」として納得をするくらいだから、プロディーサーだかプレジデントだかに意見する方はいらっしゃらなかったのだろう。
               ☆             ☆
 拙僧がリコーというメーカーに接したのは半導体メーカーとしてのリコーだったから、リコーがカメラ部門を清算しないのは不思議だった。メディアの記事を鵜呑みにすると、リコーフレックスの利ザヤで戦後の会社を支えたカメラ事業部は、長年赤字でも文句が言えなかったという噂もある。そのリコーも今やGRデジタルやGXRで元気だ。最近でもペンタックスの民生カメラ部門を合併して話題になっている。
 安く大量に売るより、適切なニーズに届けることで安易に価格競争はしないとのリコーのアナウンスもある。リコーのデジカメは、今やコシナ=ツアイスの高級レンズを新品で買うような若い連中にもネームバリューがあるのだから、今後も頑張ってほしい物である。

   では、撮影結果その1(秩父祭り編)を見て頂きたい。

(了:2012/1/7)

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