オリンパス キャメディア C−300ZOOMについて


C-300

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能


C-300
 レンズバリアを閉じたところ。


C-300 C-300
 ライカ判換算で36〜100mmF2.9〜4.4の3倍ズームレンズを搭載する。


C-300
 電源をONすると自動的にフラッシュがポップアップするようになってしまった。


C-300 C-300
 シンプルなボディ上面。
 斜めに動かすオリンパス独特のズームングレバー。


C-300
 背面もシンプルだ。


C-300 C-300
C-300 C-300
 階層メニューも分かり易いが、この時代(2002年)になっても電源ON時に液晶ビュワーはOFFのままだ。


C-300
 C−300ZOOMのロゴ。


C-300 C-300
 記録媒体はスマートメディア、電源は単三型電池4本。

 本カメラは2002年にベストセラーとなったC−900シリーズの延長上にある後裔機として登場した300万画素級カメラだ。外観は、角の取れたぬるっとしたC−900シリーズに比べ、角がついて少しごつくなっている。スライド色レンズバリヤによる電源ON。約3倍ズームのレンズを搭載し、電源は単三型電池4本でスマートメディアを使用する等、C−900の特徴を踏襲している。電源ON時に液晶モニターがOFFがデフォルトになっているところまで踏襲している点は、2002年6月に発売されたカメラとしては如何なものかと思う。ボタン類は少ないがC−700で好評だった液晶モニターに表示される十字キーに割り当てられたメニューやバーチャルコマンドダイヤルが使いやすく不便は感じない。当時の300万画素級デジカメとしてはコンパクトな部類だったらしいが、同時期に発売された8倍ズームのC−720がスマートに見えることから、デザイン的にもどうにかならなかったのかと思う。
 所謂、カプセル型ボディでレンズバリヤをスライドさせるとレンズが伸長し5〜6秒で撮影可能状態になる。32MBのスマートメディアで300万画素モードHQで43枚の画像を撮影できる。斜めに操作するズーミングレバーに違和感を持つが、画角を決めて撮影するだけである。十字キーの左を押すとバーチャルダイヤルが液晶ビュワーに表示され、「プログラムオート」「ポートレイト」「記念撮影」「風景」「夜景」「セルフポートレイト」「ムービー」の8種類の撮影モードが選べる。また、十字キーの上を押すと「マクロ」「無限遠」の選択、右を押すとフラッシュモードの選択、下を押すとセルフタイマーを設定する。液晶ビュワーは晴天下でやや見え辛いが人並みだろう。コントラストやシャープネスの設定、ISO感度の100〜400とオートの設定などができるが、基本的にはシンプルで簡単をポリシーとしたカメラだ。
 フォーカスポイントは中央一点のみ。殆どのコンパクトデジカメはそうなのだからAiAF3点AFのパワーショットA10は大したものだと思うな。もっとも、フォーカスを外すことは殆ど無く、40数枚撮ってピンボケは1枚だけだった。フォーカシングの速さも標準的である。
                              ☆              ☆
 肝心の画質だが、淡いコントラストが美しい画像を再現する。ラチュードも広く、ピーカンの日陰などといったシチュエーションを撮影したが破綻は無かった。1000万画素級の現在から比べると兎も角、パソコンのモニターで鑑賞する分には充分に細部も自然に再現されていた。見てくれは平凡だが、なかなか優秀なカメラである。
 もっとも、オリンパスは本カメラの意匠は気に入っていたらしく、廉価機のC−1シリーズなどにも燐片が見受けられる。 
 

   では、撮影結果を見て下さい。

(了:2009/9/10)

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