☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能
レンズバリアを下げ、撮影状態にしたところ。
シンプルなボディ上部。
撮影枚数などの液晶パネルが位置する。
ライカ判換算で38mmF2.4の明るい単焦点レンズ。
直線基調のデザイン。
撮影時に右側にモード切替のメニューが表示される。
主な操作は十字キーで行う。
記録媒体はスマートメディア。
本カメラはC−21に通信機能が付いて、撮影画像を携帯電話やPHSで送ることが出来る画期的なメガピクセルカメラだ。まだ、カメラの受光素子が41万画素くらいの頃はリコーがDC−2Lの発展型でニフティに繋げられるカメラを発売していたけれども、これだけコンパクトなボディに通信機能をつけると言うのは画期的だったと当時の電脳雀は振り返っている。画像の送り方はe−mailに添付したり、そのままデータとしてもう一方のC−21T.commuに送りつけたりとかいろいろ出来たそうだ。なんでも付属ソフトを使うとネット経由でカメラの遠隔操作も出来たらしい。しかし、ここでふと我々が疑問に思うのは、本カメラが登場した2000年初頭にはカメラの付いた携帯電話が普及していなかったという事実なのである。
☆ ☆
カメラとしての素性はC−21で確立されている。殆ど変わった点は無いので緒元を述べる意味は無いかもしれないが、簡単に紹介するとライカ判で38mmF2.4の明るい単焦点レンズを搭載した200万画素級デジカメである。当時、200万画素級の受光素子を持ったカメラとしては最小・最軽量を誇ったようである。これは単三型電池を使うカメラとしては結構あっぱれだと思う。その後のIXYデジタル(初代)は当たり前のように専用電池であった。写りは良いと思う。嘘の無いすかっとした写りをする。恐らくレンズが良いのであろう。欠点はC−21のコンテンツでも書いたが、液晶ビュワー表示のボタンが恐ろしく押し辛いことである。また、このボタン、反応がイマイチで押したらもう一度押して消してしまうと言う行為を何度も繰り返してしまうのだ。電源の単三型電池2本は当時はパワー不足が指摘されたが、最近のパワフルな電池を使えば問題なしである。
液晶ビュワーの表示は難解だが起動・記録は2秒程度とそこそこ早い。問題は液晶ビュワーで、晴天下で暗いのはご愛嬌なのだが炎天下で長時間つけっぱなしにしていると白くなってきて、そのうち縦筋のノイズが走るのだ。ボディは非常に高温になる。これは主にビューファインダーで撮影することを前提としているのだろう。
ところで、拙僧がC−21と本カメラが一番異なると思っているのはその色だ。チタンカラーになっているのである。C−21Tと名を冠しているのだからチタンボディであっても可笑しくないと思うのだがどうだろう?どのコンテンツを見てもその様な記述は無い。晴天下でボディが熱くなってしまうあたり熱伝導率の良いチタンならではと思っているのだが、果たして。