ニコン クールピクスS510について


COOLPIXS510
キムタク世代のクールなクールピクスが正常進化した

☆ジャンク度☆
不具合なし
撮影可能


COOLPIXS510 COOLPIXS510
 鈍く光るヘアライン加工がかっこいいなあ。
 ズームニッコール銘を与えた、手振れ補正機構付き光学3倍ズームレンズを搭載。

COOLPIXS510
 スリムなボディは注釈が多いながら世界最軽量。


COOLPIXS510 COOLPIXS510
 シンプルなトップビュー。


COOLPIXS510 COOLPIXS510
 操作系はかなり自然になった。パナに比べると今一歩であるが。

COOLPIXS510
 液晶ビュワーに表示した仮想ダイヤルとジョグホイールの組み合わせた操作系。

COOLPIXS510
 小型のバッテリーと引き換えに稼働時間が減るのは致し方なしか。

 

 本カメラはクールピクスS500の後裔機である。クールピクスS500の発売が2007年3月で本カメラが登場したのが同年9月だから、約半年でのバトンタッチだ。大きな違いは撮像素子が710万画素級から810万画素級に置き換わった。外観には殆ど差異は確認できない。手振れ補正機構付きの光学3倍ズームレンズもライカ判換算で35〜105mmF2.8〜4.7と変わらない。見え辛いところでは内蔵メモリが26MBから52MBへ拡張した。32MB程度のSDカードをおまけで付属してもまず使わないが、内蔵メモリならカードを忘れたとか、困ったときの緊急事態に対処できる。かつての電子制御式シャッターの一眼レフカメラにメカニカルの1/90シャッターを用意していた気配りを感じる。顔認識AFもグレードアップしたらしいが、拙僧は全く使わないのでコメントは避ける。液晶ビュワーも晴天下で見やすくした他、視野角が広がったらしい。厳密に比べてわけではないのだが、確かに晴天下で全く見えなかった記憶が無いので、それなりにいい部品を使っているのだろう。
                   ☆             ☆
 操作系が論理的でないと感じる面もあるが、健闘していると思う。本カメラはメインメニューでリング状に表示したアイコンだけを使用し、シンプルに使うのが良いと思う。カシオのデジカメではないのだから、撮影以外の付加価値など邪魔である。高感度に自信があるらしいが、高感度モードで撮影すると液温高めのナニワカラーキットで期限切れのラッキーカラーネガを処理したような、凄まじく雰囲気のいいノイジーな画像を写しだす。それはそれで結構である。ただ、肝心の快晴下でちょっとオーバー気味になってしまうような気がする。この辺りはIXYデジタルに比べると安定性が欠けるのだが、不意に素晴らしい空を描いたりするのもニコンらしい。
 それでも、クールピクスS500もそうだが、キムタク以降のクールピクスは普通の方にもお勧め出来るようになった。

   では、撮影結果(三河散歩編)を見て頂きたい。

(了:2011/11/3)

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