ニコン クールピクスS51について


COOLPIX_S5

有機的にカーニングしたボディが薄く強い

☆ジャンク度☆
不具合無し
撮影可能


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 屈曲式光学3倍ズームニッコール搭載。
 手ブレ補正機構を組み合わせる。


COOLPIX_S5
 ボディは凄く薄い。大したものだ。


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 誤動作防止の為か、電源ボタンなどはやや長押しする必要がある。

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 大型の液晶ビュワーは美しいが、晴天下ではかなり見づらくなる。


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 ロータリーマルチセレクターを活用した特徴的な操作系。


COOLPIX_S5
 小型のバッテリーの持ちはそれなりだ。



 クールピクスSシリーズはニコンの屈曲光学系ズームレンズ搭載スリムボディ機として興った。のだが、例えばクールピクスS500とかクールピクスS600とかは常識的なスタイリングの沈胴レンズ搭載機なので、いつからかベーシッククラスの位置づけになったようだ。当初はフラットボディだったクールピクスSシリーズなのだが、クールピクスS5辺りでは既に有機的にカービングしたフロントパネルそ採用している。ニコンとしてはカメラ女子を大きなターゲットにしたのだろうか、表面の塗装仕上げなどは金がかかっている風に見える。基本構成はクールピクスS5時代には完成しており、付いていないのは手振れ補正機構位だ。クールピクスS8では「電子補正式」と、ちょっと騙し感のある手振れホセ機構だったが、本カメラではレンズシフト式になって、本気を感じるな。
 簡単に諸元を照会すると、レンズはライカ判換算で38〜114mmF3.3〜F4.2の光学3倍ズームレンズを搭載。これに810万画素級の撮像素子を組み合わせる。売りは光学れブレ補正機構に進化したフェイ スクリア機能、それに新しくなった画像処理エンジンの「EXPEED」である。フェイスクリア機能は最大12名までの顔を認識し、背景と鑑みて顔が綺麗に写るように露出をコントロールする機能である。拙僧は特に意識して使っていなかったが、そういえば顔は綺麗に写って背景が派手に白とびしたカットもある。
 本カメラを稼働した時には、同時にクールピクスS520とルミックスDMC−FX60も動員した。結論から言うと、もっともレスポンスに問題があるのが本カメラである。クールピクスS520やルミックスDMC−FX60は、歩きながら向こうから歩いてくる女子、或いはオープンスペースで食事をするファミリーをちゃんと撮影する可能性が高いが、本カメラはレスポンスがイマイチで、一度停止しないとブレてしまう可能性が高い。更に、フォーカスを外すこともちょいちょいあった。つまり行進間射撃に制限があるので、21世紀型の近代の戦車戦には不利が生じるな。
                    ☆            ☆
 ミノルタがディマージュXシリーズで開拓した屈曲光学系ズームレンズ搭載機だが、ニコンのHPを見ても最新型のモデルが存在し、血脈は絶えていないようだ。防水やタフネスカメラなら、レンズの伸長・沈胴のギミックのない屈曲光学系ボディだが、起動やAFのレスポンスがとくべる速いとも思えないのだが、ニーズはあるのだろう。
 拙僧個人は、ニコンのブランドに屈曲光学系シリーズは馴染めないのだが。

   では、撮影結果もご覧頂きたい。

(了:2012/7/29)

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